智乃-chino-(詩画作家・アーティスト)

こんにちは!Artrepo編集部(芸術担当)です。

5月もあっという間に通り過ぎ、これからはいろいろと悩むことが多い梅雨時期がやってきます。

洗濯物が外に干せなかったり、髪がうまくまとまらなかったり、雨によって気分が上がらなかったり、、、この時期が苦手という声も聞こえてきそうです。

そんな時には好きな音楽を聴いたり、趣味に没頭してみたり、映画を観に行くなんていうのも良い気分転換になりそうです。

久しぶりの更新となりましたが、本日紹介するアーティストはこの方!

[アーティスト名]

智乃-chino-

[アートの種類]

・イメージ

絵画、イラスト、写真
・テキスト

詩、文章

イメージ×テキストで”詩画”として表現することが多く、わかりやすく人に自己紹介をする際は『詩画作家』と表すことが多いそうです。

[アートを始めたきっかけ]

幼少期から絵を描くのが好きだったことから、「もしも深く勉強していくのであれば”絵”」という想いを抱いていたという智乃-chino-さん。

イメージの部分では、学んでいこうと決心するまでは趣味として描いていることが多く、専門学校の卒業制作作品以降から”意味を持った作品”を描くようになったそうです。こうした道に進んでいった背景には、地元にアートギャラリーやレンタルボックスなどの施設があり、それらが身近で通いやすいところにあったことも大きく影響しているようですね。

テキストの部分では、もととなるものは高校生の頃から書いていたそうです。当時、人と関わることが苦手だったという智乃-chino-さんは、口に出せない感情などを文章にすることでぶつけていたのだろうと、韻を意識して言葉を紡いでいく、心から感情を吐き出していくことで”心の整理”や”鎮静”に繋がっていたように感じていると振り返ってくれました。

何かでいっぱいいっぱいになってしまい、心の整理が追い付かない時って本当に苦しいものですよね。当時行っていた心の落ち着かせ方が現在のアートに繋がっているというのは、本当に自分に合った表現方法のひとつだったのだと思います。

そして、書き溜めていた言葉の要素が絵などのイメージに繋がっているものであると気づいたこと、それが詩であると教えてもらったことから、「それならいっそのことないものとしてするのではなく、絵と掛け合わせてしまおう」ということで”詩画”という現在の形式に至ったといいます。

[主な活動拠点]

現在は地元の群馬県をメインに活動中。
今後は関東や関西など徐々に活動範囲を広げていきたいとのこと。

[作品制作について]

絵×詩×文章×イメージ。詩画。
主に『かく』ことによって表現。デジタル・アナログ問わず制作。

主に自由詩を元にした絵を描き、掛け合わせて『詩画』として表現することが多い。
書き溜めた言葉が元になって絵やイメージに移行している流れを自覚して以降はそれらを『詩画』として捉え、表現・発表することが増え、定まりにくい、口に出しにくい鬱屈した意識・感覚・感情・考えなど、人が持つ内面世界を作品に表す。

ちなみに作品内には髪の長い女性がよく登場するそうです。

詩画作品数点+原画となった作品数点+原画の参考になったモデル写真orラフ原画や過程段階数点など、何点かで「ひとつ」とした形式の展示を多く行っている。(結果としての「原画作品」だけでなく、なるべく過程や一番の元となった「言葉」もなるべく多く空間に取り入れたいという思いから現在、その形式に至っている。)
またその際、作品の周囲を千切った紙・レースリボン・透明なもの・その他小物などで装飾を施し、作品を中心にした「空間装飾」に近いものを行うことも多いようです。

[活動について]

2013年

・第9回 全国美術公募作品展ベラドンナ・アート(上野・東京都美術館|東京都)

2014年

・アートスープコンテスト(Gallery Artsoup様|群馬県)
・鬱屈展vol.2(Gallery Artsoup様|群馬県)
・公募展アートセンスvol.2(Gallery Artsoup様|群馬県)《アートスープ奨励賞、創造戦士トチエイター賞》
・デザフェスvol.40(東京ビッグサイト|東京)

2015年

・ワンピースと女の子展(Gallery Artsoup様|群馬県)
・デザフェスvol,41(東京ビッグサイト|東京都)
・Graphic Art exhibition <2015. June>~クリエイティブ表現の現在~(RECTO VERSO GALLERY|東京都)
・草住友哉・智乃 二人展-瞬き-(Gallery Color様|群馬県)
・グループ展 花鳥風月展(Gallery Artsoup様|群馬県)
・デザフェスvol.42(Gallery Artsoup様|群馬県)
・上毛新聞2015年(平成27年度)2月21日(土)(【旬の人】にて掲載 )
・上毛新聞2015年(平成27年度)9月20日(日)(【二人展-瞬き-】について掲載 )

2016年

・智乃-chino-初個展「色葬観」(Gallery Artsoup様|群馬県)
・前橋ポエトリーフェスティバル2016(Gallery Artsoup様|群馬県)
・INLlude様主催 文学の過去と未来展(Gallery Artsoup様|群馬県)
・晴智乃ふたり展「-Crystal-」(Gallery Artsoup様|群馬県)
・鬱屈展vol.4(Gallery Artsoup様|群馬県)
・いろ・おろ・ものvol.2(伊勢崎ベイシアisホール|群馬県)
・グループ展「花鳥風月展vol.2」(Gallery Artsoup様|群馬県)

2017年

・「いろ・おろ・ものvol.3」(Gallery Artsoup様|群馬県)
・「ブンガク・文学・ぶんがく展」(Gallery Artsoup様|群馬県)
・「ピンク展」(AAA Gallery様|神奈川県)
・「アートスープ・クロニクル」(Gallery Artsoup様|群馬県)

今後の予定

・【2017年 9/15(金) ~ 9/25(月)】個展「イトシコノミヤ」(Gallery Artsoup様|群馬県)
・【2017年 7/15(土) 〜 24(月)】「うろこ展」(Gallery Artsoup様|群馬県)

[作品にこめる想い]

明るいとは言い難い鬱屈した感情・考えなどが元になっているが、それらを暗い色彩であえて表すことなく、淡くぼんやりした色彩で表現することが多い。そこには「暗いもの」は「潜んでいる」という意味が込められています。

また角度・光の加減を変えて見ることで、「それまでとは違う感じ方ができるように」という想いから、パッと見ただけではわかりにくいような視覚効果を取り入れた作品も数多く手掛けているとのこと。

過ぎたとしても、少しは潜められるようになったとしても、「朝」と「夜」、「光」と「闇」、「白」と「黒」、「火」と「水」、受け入れられやすい「明るさ」と相反する要素として存在するモノ。
「嫌い」「苦手」「こわい」と言うくせに、それでも目を向けてこねくり回しているモノ。そこからほんの少しでも違う意味を与えてくれそうな手段。さてなんだろう。と考えながら。(インタビューより)

作品を見る人のことを考えた描き方、そして自分自身が伝えたいことや表現方法など、しっかりとしたビジョンを持って作品制作に取り組んでいるのがよくわかりますね。

[今後の目標]

先のことを考えるのが苦手なので、これと言った目標を言うこともできなければ、いまいち分からない。
一作品一作品ごとに、どれだけ向き合って制作、納得して発表できるかが大事ではないかなと思う。

「空間装飾」のような展示の仕方が定着してきたので、そういった機会に惹かれる。
大きい作品を遠慮しないで次々に描ける環境があれば、理想だなと考える。
「そこでだけ」だけでなく「あちらでもこちらでも」に取り組めれば、もっと良い作品に繋がるのではないかと感じる。
それらが叶って、ようやく「嫌いだった自分」を宥めることができて、かつ身の回りの人に恩返しができるのではないかと思っている。(インタビューより)

ひとつひとつの作品を大切に描いていくこと、向き合っていくことが今後に繋がっていくということですね。

[リンク]

Twitter https://twitter.com/hakobunenorou

HP http://chinoxxx000.wixsite.com/-shikisou-

[メッセージ]

詩画という表現方法、作品に込める想い、空間装飾を行う展示方法など智乃-chino-さんのアートに対する想いを強く感じることができるインタビューでした。

出来上がった作品を1枚展示するというだけでなく、その過程も含めてひとつの作品であるというスタイルの展示方法は見る人もその世界観を感じやすく素敵なスタイルだなと思いました。

世の中に生まれる明るい部分だけをフューチャーするのではなく、暗い部分もしっかりと描いているという智乃-chino-さんの作品。なおかつ作品自体に暗すぎる印象を抱かせることはなく、淡い色合いで表現しているのも素晴らしく、魅力を感じる人も多いのではないかと思います。

今後、少しでも多く智乃-chino-さんの作品を見る機会や知る人が増えていってほしいですね!

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